動脈硬化

動脈硬化について

動脈硬化(動脈硬化症)とは、血管(動脈)の内側の壁にコレステロールなどの脂質(脂肪)がこびりついて血管が狭くなり血流が悪くなったり、血管が硬くもろくなってしまう病気です。高血圧や糖尿病、脂質異常症などを放置すると動脈硬化が進み血管が詰まって脳梗塞や心筋梗塞になったり、もろくなった血管が破れて脳出血になるなど、命に関わる病気の危険度が高まります。

ですから、動脈硬化の予防を意識することは誰にでも必要なことであり、動脈硬化が引き起こす様々な怖い病気にならないためにも、動脈硬化についてよく知っておいて欲しいと思います。

脂質異常症

血液中の総コレステロールと中性脂肪およびLDL(悪玉)コレステロールが多く、HDL(善玉)コレステロールが少ない脂質異常症は、動脈硬化の大きな原因のひとつ。血管内に蓄積されたLDL(悪玉)コレステロールは活性酸素により酸化してドロドロの脂肪物質になります。これが血管内に貯まって動脈硬化を引き起こします。

糖尿病

血液中の過剰なブドウ糖がLDL(悪玉)コレステロールの酸化を促すため、動脈硬化が促進されます。

降圧目標

降圧治療は、患者個別に高血圧管理計画に基づいて生活習慣の指導と降圧治療薬によって行います。降圧目標は若年層・中年者では130/85mmHg未満、糖尿病やCKD、心筋梗塞後患者では130/80mmHg未満とし、脳血管障害患者、高齢者では140/90mmHg未満とする。

診察室血圧 家庭血圧
若年者・中年者 130/85mmHg未満 125/80mmHg未満
高齢者(65歳以上)※1 140/90mmHg未満 135/85mmHg未満
糖尿病患者
CKD患者
心筋梗塞後患者
130/80mmHg未満 125/75mmHg未満
脳血管障害患者 ※2 140/90mmHg未満 135/85mmHg未満

※1 収縮期血圧160mmHg以上の75歳以上の高齢者では、診察室血圧150/90mmHg未満、家庭血圧145/85mmHg未満を中間目標とする。
※2 ラクナ梗塞や脳出血患者ではさらに低くする。

喫煙

喫煙は総コレステロール値、LDL(悪玉)コレステロール値を高め、HDL(善玉)コレステロール値を下げます。狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症の発症を促す強力因子です。

動脈硬化の症状

動脈硬化は、かなり進行しないと自覚症状として現れません。従って健康診断などで動脈硬化を疑われても、動脈が硬くなったり内側が狭くなった状態が目に見えるわけではないので、そのまま放置してしまいがちです。

しかし、実際には動脈硬化は放っておくと、心臓病や脳血管障害、閉塞生動脈硬化症など命に関わるような重大な病気を引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。健康診断の数値を甘く見ないで早期発見に務めることが大切です。

動脈硬化の予防を目的とした新しい検診

誰でも・いつの時代でも若々しくありたいと思うのは当たり前のことでしょう。では本当の若さとは何でしょうか?

肌がつやつやしていること?
あるいは何でも取り組めるバイタリティでしょうか。

人によっていろいろな考え方があると思いますが、病気をしない、病気に負けないというのもひとつの要素かと思います。脳梗塞や心筋梗塞といった、大きな病気を起こしやすい方はそれに先立って、血管の動脈硬化が進行していることが多いのです。

そこで当クリニックでは新しい検診をさせていただくことになりました。これはその方の、

  • 現在のライフスタイルが動脈硬化を進めやすいものになっていないかどうか
  • 今どこまで動脈硬化が進んでしまっているのか

を詳しく調べます。

その結果を説明させていただきながら、
どうしたら動脈硬化の進行予防を通して健康的な生活が送れるか、
一緒に考えていきましょう。

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